糖尿病の合併症対策、フットケア!

糖尿病の合併症について、色々と紹介してきました。
糖尿病の合併症によって、足の指が腐ったり、ひどいときには、足を切断したりしなければならないときもあります。
実際に、糖尿病によって目や足など様々な器官を失ってしまった方は多くみえますし、僕自身も何人かに関わったことがあります。
今回は、糖尿病の方が
大切な足を失わないために何ができるのか
みていきましょう!
今回はこんな内容です!
1.糖尿病で足を失う原因!!
糖尿病で足を失ってしまう原因は、どういうことが考えられるのでしょうか?
まずは、それをみていきたいと思います!
①糖尿病性神経障害
糖尿病の三大合併症の一つに神経障害があります。
この神経障害によって、足の感覚などがなくなり怪我をしていても気づきにくくなってしまいます。
信じられないと思われるかもしれませんが、
足が腐っていてもまったく気づかずに、気づいたときには切断しなければ行けない状態
になっていたという場合もあります。
②末梢循環障害
糖尿病は、あらゆる血管をボロボロにするため、血管の病気であるということができます。
糖尿病で血管が細くなってしまうことにより、足先まで血液が十分に回らなくなってしまいます。
栄養は血液によって運ばれるため、血液の循環不足により足先への栄養が不足し、機能がうまく果たせないような状態に陥ってしまいます。
③免疫力の低下
糖尿病では、免疫力が低下し、感染症のリスクが高まります。
それによって足に傷などができると、化膿しやすくなったり、治りが悪くなったりします。
これも組織の壊死を進める理由の一つです。
2.フットケアで足を守る!
大切な足を失わないために
普段からよく観察し、こまめな手入れを行う
ようにしましょう!
①履物を見直そう!
履物!?
って思いますよね。
靴ずれってあるじゃないですか、靴のサイズがあっていなかったり、新しい靴に新調したときなんかに。
これも足を失ってしまうリスクの一つなんです。
だから、靴ずれが起きないように自分のサイズに合った靴を履くようにしたり、怪我につながるようなサンダルは履かないようにしたり、ということにも注意をしてください。
靴の中に石などの異物が入っていないか
定期的にチェックすることも大切です!
②低温やけどに注意
足の感覚がないっていうことは、温度にも鈍感になってしまいます。
こたつやストーブ、お風呂などで低温やけどを負う可能性があるので、温度管理もしっかり行うようにしてください。
糖尿病だと、冷えになりやすいので温度を高めにしがちになります。併せて注意が必要ですね!
③足は常に清潔に!
ここはすごく難しいところです。
洗いすぎも良くなければ、洗わなすぎもよくないからです。
普段生活しているくらいなら、
毎日、観察がてらお風呂で洗う。
というのでいいと思います。
足の指の間も丁寧にみてくださいね。
ただ、ゴシゴシは避けたほうがいいですね。
逆に怪我や感染につながってしまうので。
④爪切りは慎重に!
爪切り、何がリスクかもうお分かりですよね。
爪切り自体、そもそも怪我につながる可能性があるし、深爪などもある。
とにかく慎重に行ってください!
まとめ
糖尿病の合併症で大切な足を失わないために、毎日の観察と手入れをしましょう。
日常生活で怪我ややけどのリスクを減らす工夫が大切です。
自分のカラダを守るのは自分です!
毎日のケアも大切なカラダを守る一つの習慣です。
良い習慣を身に付けていきましょう!!