糖尿病とは?現在の定義に待ったをかける!

インスリンの働きについてお伝えしました。
インスリンは、血糖値を下げたり、エネルギーを蓄えたりなど、ヒトの生命を維持するためにすごく重要な役割を果たしています。
糖尿病は、血糖値が高い状態が続くことなので、このインスリンと深く関わっています。
まずは、糖尿病の定義からみていきましょう!
糖尿病ってどんな病気?
糖尿病は、
インスリンの作用不足によって血液中のブドウ糖が有効に活用できず血糖値が普通よりも高くなっている状態
と定義されています。
原因については、またみていきたいと思いますが、何らかの原因でインスリンの分泌が少ないインスリン分泌不全と、インスリンはしっかり分泌されていてもそれがうまく働いていないインスリン抵抗性というのが糖尿病の原因として考えられています。
ここからもわかるように、
インスリンと糖尿病は深い関わりがあります!
糖尿病の定義に待ったをかける!
先程の糖尿病の定義からすると、
インスリンがうまいこと働いてくれないために糖尿病になる
ということになります。
つまり、
悪者はインスリンだ!
ということになります。
だから治療としては、インスリンを分泌させるような薬を使ったり、インスリンの抵抗性を改善させる薬を使ったりすることになります。
何も間違ってませんよね!
でもね、インスリンの作用不足って
インスリンが悪いわけじゃない
んです!
生活習慣が引き起こしているんです!
普段の生活習慣がインスリンを作用不足にさせている
んです!!
糖質をたくさん摂ると、インスリンもたくさん必要になります。
頑張ってインスリンを出そうとすると、インスリンを出す器官(膵臓のランゲルハンス島)が疲れてしまいます。
インスリンを出す器官が疲れると、うまくインスリンを出すことができなくなります。
これがインスリン分泌不全の原因の一つです!
インスリンがたくさん必要となるような生活を改善する
まずはこれが大切です。
また、
肥満や運動不足だと、インスリンがカラダの中でうまく働いてくれません。
これがインスリン抵抗性の原因の一つです。
肥満や運動不足を改善するだけで、インスリン抵抗性が改善されます。
するとどうですか、、、
インスリンが少ないからインスリンを増やすような薬、
インスリン抵抗性があるからそれを改善する薬、
今行われている治療に疑問が生じませんか?
「糖尿病に勝ちたければ、インスリンに頼るのをやめなさい」の著者である新井圭輔医師は、その著書の中で
糖尿病とはブドウ糖の処理が下手な体質である
と定義しています。
現代のインスリンや糖尿病治療に対するイメージを変え、
糖尿病治療を根本的に見直す
キッカケになります!!
まとめ
インスリンの作用不足 ⇒ ブドウ糖の処理が下手
糖尿病はブドウ糖の処理能力の低下なことによって起こる病気です。
ブドウ糖の処理能力の低下は、普段の生活習慣がもたらしています。
糖尿病についての定義を見直すと、治療の方法も変わってくるのではないでしょうか?
日本人は欧米人と比べると、人種的にインスリンを分泌する力が弱いです。
だから、日本人はもともと糖尿病になりやすいということができます。
普段の生活を見直すことで、糖尿病をやっつけましょう!