2017/02/26

糖尿病のタイプを知ろう、妊娠糖尿病とは?

 

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はじめまして、薬剤師の浅井です。
人生を幸せにおくるためには、健康とお金が大切!
という思いで、税理士資格を取得(大学院修了後)し、現在、CFPの勉強中。
このブログでは、健康に関する情報とお金・ライフプランニングに必要な情報をお伝えしていきます。

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浅井秀星




 

妊娠高血圧症候群について、高血圧のところでお伝えしたことがあります。

妊娠と高血圧

妊娠高血圧症候群と薬

 

妊娠高血圧症候群は、

お母さんだけでなく赤ちゃんにも影響を与える可能性があるため、

妊娠中に注意しなければいけない疾患の一つです。

 

妊娠中に注意しなければいけない病気は、他にもまだあります。

その一つが妊娠糖尿病です。

 

今回は、糖尿病の4つのタイプのうちの一つ、妊娠糖尿病についてみていきたいと思います。

 

 

1.妊娠糖尿病とは

 

「えっ、痩せているのになんで!?」

「今まで全然問題なかったのに、私が糖尿病??」

 

女性は妊娠によって、体調に様々な変化がみられることがあります。

その一つが妊娠糖尿病です。

 

妊娠糖尿病とは、

妊娠中にはじめて糖代謝異常(糖尿病)が発症(発見)することです。

 

妊娠以前から糖尿病であった場合や、妊娠中の検査で明らかに糖尿病状態であるほどの血糖コントロール異常だった場合は、糖尿病合併妊娠と呼ばれ、妊娠糖尿病とは区別されます。

 

妊娠糖尿病は、誰にでも起こる可能性があります。

その理由についてみていきましょう。

 

2.妊娠糖尿病の原因はなに?

 

お母さんは自分よりも赤ちゃんを大切にする!!

 

これが理由です。

 

お母さんって本当に偉大ですね。

 

どういうことかというと、

赤ちゃんもお母さんと同じようにブドウ糖をエネルギーとしています。

ヒトはエネルギーを吸収するためにインスリンというホルモンを出します。

お母さんは、自分のエネルギー吸収よりも赤ちゃんにエネルギーを送ることを優先させるため、吸収に必要なインスリンの働きを抑えるようと別のホルモンを出します。

 

これによって、インスリンの働きが抑えられて高血糖状態になってしまい、妊娠糖尿病が発症します。

 

赤ちゃんを守る!

 

妊娠高血圧症候群の原因と同じです。

 

3.妊娠糖尿病の症状は?

 

妊娠糖尿病は、糖尿病の一つです。

ですので、口渇、多飲、多尿など糖尿病と同じ症状が現れます。

 

原因にもあるように、妊娠中は血糖値が上がりやすくなります。また、早産を予防する薬を服用しなければならないとき、その薬で血糖値が上昇してしまうことがあります。急激な血糖の上昇によって脱水などを引き起こしたり、ひどいときには意識消失(糖尿病性昏睡)を起こしたりもするので注意が必要です。

 

妊娠糖尿病は、

妊娠高血圧症候群につながったり、

流産や早産になってしまう

危険性が高まってしまうので注意が必要です。

 

また、

出産後に継続して糖代謝異常がみられたり、

赤ちゃんも含めて将来的に糖尿病になる可能性が高くなる

ので、生活習慣を改善していくことが必要です。

 

驚きなことに、

母乳育児を行うと赤ちゃんもお母さんも将来的に糖尿病になる可能性が低下する

と言われています。

 

4.赤ちゃんへの影響は?

 

お母さんの高血糖状態が続くと、赤ちゃんにはどのような影響が出るのでしょうか?

 

糖尿病ということは、血液中にブドウ糖が多いということです。

 

これはもちろん

赤ちゃんに運ばれるブドウ糖の量も多くなってしまう

ということになります。

 

そのため、赤ちゃんは過剰にエネルギーを摂取してしまい、

巨大児奇形児

となってしまう危険性が高まります。

 

奇形児は妊娠初期の血糖コントロールが悪いと起こりやすくなる

と言われています。

 

糖尿病合併妊娠のように、

もともと糖尿病だった場合などは、

妊娠前からの計画的な血糖コントロールが必要となります。

 

その他にも、

胎児発育不全、新生児低血糖症などの症状がでる

危険性も高まり、

中には生死に関わるような状態になる

こともあるので注意が必要です。

 

5.妊娠糖尿病の治療は?

 

治療の基本は、食事と運動!

これは糖尿病では共通です。

 

①食事療法

 

「食事はバランス良く」

といいますが、このバランスが難しい。

 

・糖質は減らしましょう!

 

現代人は糖質を摂りすぎています。

そして、糖尿病の原因となるブドウ糖は糖質からできるので、糖質を控えることがもっとも効果的です。

 

・タンパク質、ビタミン、ミネラルの不足に注意

 

不足しがちな栄養素として、タンパク質、鉄分、葉酸、カルシウム、食物繊維などがあげられます。

バランス良く、必要であればサプリメントも利用しながら栄養を補うことも重要になってきます。

 

・食事のタイミングにも注意しよう!

 

空腹時にドカッと食べると、急激な血糖値の上昇をもたらしてしまいます。

 

「1日3回では、お腹がすき過ぎる~!」

 

という方は、

同じ1日量を3回以上の複数回に分けて食べる

ことが良いと言われています。

(ただし、糖質は控えめで!!)

 

食事療法のみで妊娠糖尿病のほとんどを改善することができる!

と言われています。

 

②運動療法

 

絶対に無理をせずに行ってください。

 

妊婦さん向けの運動として、

 

・アクアビクス

・水中ウォーキング

・マタニティーヨガ

 

など色々と提供してくれるところもあります!

 

運動を習慣化することにより、スタイルキープや将来的な糖尿病の予防につながります。

 

また、妊娠中に嬉しいこととして、

 

・お通じの改善

・腰痛の緩和

・むくみ解消

 

などなど、様々なメリットがあります。

 

安産になりやすくなるとも言われています!?

 

③薬物療法

 

先程もお伝えしましたが、妊娠糖尿病の治療の基本は、食事と運動です!

しかし、どうしても血糖コントロールができない場合は薬に頼ることもあります。

 

・インスリンの補充

 

血糖コントロールがどうしてもうまくいかないとき、インスリン注射などで、外部からインスリンを補充する治療が行われます。

 

このインスリン注射では、赤ちゃんへの影響は心配ないと言われています。

 

・飲み薬は、原則禁止!!

 

糖尿病で血糖コントロールに使われる飲み薬は、

赤ちゃんに影響する危険性がある

ので、原則的に使用禁止です!!

 

飲み薬で糖尿病の治療を受けられていた方が妊娠した場合、飲み薬は中止されてインスリン注射による治療に切り替えられます。

 

インスリンは赤ちゃんには安心だといわれていても、

個人的には薬を使うことには不安が残ります。

また、お母さんが低血糖になることによって、赤ちゃんに間接的に影響を及ぼすことも考えられます。

 

できる限り薬を使わないように、普段から食事・運動に気をつけることが必要です!

 

さいごに

 

妊娠糖尿病も、お母さんが赤ちゃんを守る過程で起こってしまいます。

それによって、お母さんも赤ちゃんも危険にさらされる可能性があります。

普段から、食事・運動などの生活習慣を見直すことが自分自身、ひいては次の世代、また次の世代を守ることにつながります。

 

普段の生活、できるところから少しずつ見直していきましょう!!

 

 

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