脂質異常症とは?その診断基準

 

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はじめまして、薬剤師の浅井です。
人生を幸せにおくるためには、健康とお金が大切!
という思いで、税理士資格を取得(大学院修了後)し、現在、CFPの勉強中。
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浅井秀星




 

健康診断で、

「コレステロールが高い」

「中性脂肪が高い」

とか言われたりしますよね。

 

 

このような状態のことを、

脂質異常症といいます。

 

脂質異常症、

あまり聞き慣れないのではないでしょうか?

 

今回は、この脂質異常症とはどういう状態なのかをみていきたいと思います。

 

 

1.脂質異常症とは?

 

脂質異常症とは、

以下のいずれかに該当する場合をいいます。

 

脂質異常症の診断に用いられる指標についてみていきましょう!

 

 

1)LDLコレステロール

 

これはみなさんもよくご存知なのではないでしょうか。

 

いわゆる悪玉コレステロールです!

 

以前は、総コレステロール(TC、Total Cholesterol)が診断基準に用いられていましたが、動脈硬化により関係が深いということで、LDLコレステロールが注目されるようになってきました。

基準値

140mg/dL以上:高LDLコレステロール血症

120~139 mg/dL:境界域高LDLコレステロール血症

 

 

 

2)HDLコレステロール

 

これもよく聞いたことがあると思います。

 

いわゆる善玉コレステロールです!

 

このHDLコレステロールは、

量が少ないと良くないと言われています。

 

基準値

40mg/dL未満:低HDLコレステロール血症

 

 

 

3)中性脂肪

 

中性脂肪というのも聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。

トリグリセリド(トリグリセライド、TG)とも呼ばれます。

 

中性脂肪が高いと、動脈硬化が進行しやすくなると考えられています。

そのため、中性脂肪にも基準値が設けられています。

 

基準値

150 mg/dL以上:高トリグリセリド血症

 

 

 

この3つが脂質異常症の診断に用いられる指標です。

 

 

このように現在は、

 

・LDLコレステロールは低い方がいい

・HDLコレステロールは高い方がいい

・中性脂肪は低い方がいい

 

と言われています。

 

以前は、脂血症と呼ばれていました。

 

ですが高脂血症という表現では、

HDLコレステロールのように高い方が良いとされる場合はどうするの?

ってなってしまったんですね!

 

ということもあって、

現在では脂質異常症と呼ばれています!

 

 

2.脂質異常症の診断に用いられるその他の指標

 

1でもお伝えしましたが、

・LDLコレステロール

・HDLコレステロール

・中性脂肪

が脂質異常症の指標として用いられています。

 

ですが、動脈硬化を予防するための観点から、

その他の指標も検討されています。

 

 

1)non-HDLコレステロール

 

これはその名の通り、

HDLコレステロールじゃないコレステロールのことです。

 

LDLコレステロールを求める計算式に「Friedewaldの式」というのがあります。

 

これによると

 

LDLコレステロール = 総コレステロール - HDLコレステロール - TG(中性脂肪)/5

 

となっています。

 

 

式の中に、中性脂肪が入ってますよね。

中性脂肪の影響を受けてしまうことがわかると思います!

 

中性脂肪がすごく高い場合は、

LDLコレステロールが相対的に低くなってしまいます!

だから、中性脂肪の影響を除いた式が注目されたんですね。

 

 

 

non-HDLコレステロール = 総コレステロール - HDLコレステロール

 

 

原則として、空腹時の中性脂肪の数値が、

400mg/dL未満なら「Friedewaldの式」を利用し、

400mg/dL以上なら「non-HDLコレステロール」を使用します。

 

式からもわかるように、

non-HDLコレステロールは、

LDLコレステロールよりも高い数値がでます!

 

LDLコレステロールの基準値に

30をプラスした値が基準値となっています。

 

基準値

170 mg/dL以上:高non-HDLコレステロール血症

150-169 mg/dL:境界高non-HDLコレステロール血症

 

 

 

 

ざっくりとだけお伝えしますが、

コレステロールは、大きく4つに分けられます。

HDLコレステロールもLDLコレステロールも

その分類のうちの1つになります。

 

non-HDLコレステロールは、

HDLコレステロール以外のコレステロールなので、

他の3種類のコレステロールを総合的にみることができる

というメリットもあります。

 

 

 

2)LH比

 

LH比は、

LDLコレステロールとHDLコレステロールの比率を表したものです。

 

LH比 = LDLコレステロール / HDLコレステロール

 

これまでの報告で、LDLコレステロールが低いにもかかわらず動脈硬化によるイベントが発生したヒトは、HDLコレステロールも低かったということがみられたので、LH比も重要なのではないかと言われています。

 

 

これによると逆に、

LDLコレステロールが高くても、HDLコレステロールが高ければ問題ない

ということになってしまいます。

 

 

LH比だけではなく、

総合的な判断が求められてきます!

 

 

一般的に、

LH比が2.5以上だと、

動脈硬化や血栓が発生するリスクが高くなると言われています。

 

 

まとめ

 

・脂質異常症は、高脂血症の呼び方が変わったものです。

・診断基準は主に3つで、LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪です。

・脂質異常症の診断には、その他の指標も注目されています。

 

 

脂質異常症は、コレステロールや中性脂肪だけでなく、

総合的な管理が求められていますが、

よく分かっていないことも多くあります。

コレステロールに関しては、真逆の論争が起こっているくらいです!

彷徨うコレステロール論争!脂質異常症に入るにあたって

 

 

ただ一つ言えることは、

運動不足や睡眠不足、暴飲暴食などの食生活の乱れ、

これらの生活習慣が将来的な病気につながります。

 

少しずつできるところから生活習慣を改善していきましょう!

 

 

 

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