10年後、あなたは?やってみよう、冠動脈疾患の発症予測!

動脈硬化性疾患予防ガイドラインが改定され、
2017年版が出版されました。
そこには、
10年後に冠動脈疾患が発症する確率がどのくらいなのか?
そのリスクが記載されています!
冠動脈疾患:
動脈硬化などが原因で冠動脈に狭窄、または閉塞を生じると、心筋に十分な血液が供給できなくなります。その結果、心筋が酸素欠乏状態になる疾患を冠動脈疾患といいます。代表的な疾患に狭心症や急性心筋梗塞があります。
「日本胸部外科学会」
10年後、どうなっているのか!?
これからお伝えするフローチャートを参考にしてみてください!
さっそく、やってみよう!
まずは、
以下の8項目について、
それぞれどこに該当するのか、確認してください!
例:
①年齢:50歳 → 38点
②HDL-C:50mg/dL → -5点
③LDL-C:150mg/dL → 7点
④血圧:130/84mmHg → 0点
⑤性別:男 → 0点
⑥喫煙:無 → 0点
⑦耐糖能異常:有 → 5点
⑧早発性冠動脈疾患家族歴:無 → 0点
耐糖能異常:
75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)において、正常型と糖尿病型のいずれにも含まれない群。「糖尿病予備群」とも言える病態
「ウィキペディア」
早発性冠動脈疾患:
男性で55歳未満、女性で65歳未満に冠動脈疾患が発症した場合を早発性と定義
「日本動脈硬化学会」
糖尿病予備群に関しては、こちらも参考にしてみてください。
8項目が確認できたら、
それぞれのスコア(点数)を合計してください。
先ほどの例でいくと
38 +(-5)+ 7 + 0 + 0 + 0 + 5 + 0 = 45
45点となります。
合計点数に応じて、
10年後に冠動脈疾患が発症するリスクが高いのか低いのかを把握することができます。
注意!!
確率は、絶対的なものではありません。
参考程度に、活用してください。
この分類を用いて、
LDLコレステロールの管理目標が定められるそうです。
日本動脈硬化学会のサイトでは、質問形式で判定できます。
さいごに
あなたはどこに当てはまりましたか?
リスクが高かった方は、
病気につながる生活習慣を送っているかもしれません!
健康は失ってからその大切さに気づきます(泣)
10年後、今と同じように健康でいるために、
日頃の生活習慣を見直していきましょう!!
今回は、冠動脈疾患について取り上げましたが、
冠動脈疾患は、動脈硬化などが原因で起こります。
動脈硬化は万病の元です!
悪い生活習慣の積み重ねが動脈硬化を招き、
様々な病気を引き起こします!
動脈硬化の原因や生活習慣病のつながりについては、
こちらを参考にしてください!