生活習慣病は繋がっている!糖尿病と脂質異常症の関係

 

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はじめまして、薬剤師の浅井です。
人生を幸せにおくるためには、健康とお金が大切!
という思いで、税理士資格を取得(大学院修了後)し、現在、CFPの勉強中。
このブログでは、健康に関する情報とお金・ライフプランニングに必要な情報をお伝えしていきます。

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浅井秀星

 

高血圧糖尿病脂質異常症など

これらはまとめて生活習慣病と呼ばれています。

 

生活習慣病という名前が示すように

日々の生活習慣の積み重ねによって病気が発症します。

 

 

「生活習慣病は治らない!」

「一生、薬を飲み続けなければならない!!」

 

 

そんなことを聞いたことはありませんか?

 

 

はじめて薬を飲むように言われた患者さんの中には、

すごくショックを受けられる方もみえます。

 

 

まずは事実を知ってください。

生活習慣病は改善することが可能です!

 

 

ただ、数値と一生懸命戦っている現代の医療では、

残念ながら、生活習慣病は治りません。

 

 

この話はひとまず置いておいて、

日々の生活習慣の積み重ねによって発症する生活習慣病。

 

カラダに出てくる症状によって病名が異なっているだけで、

それぞれの病気がバラバラに存在しているわけではありません!

 

このことは、非常に重要です!

 

 

生活習慣の積み重ねが、

  • たまたま高血圧になっているのかもしれない、
  • たまたま高血糖になっているのかもしれない、
  • たまたまコレステロールが高いのかもしれない、

・・・

 

 

目には見えていませんが、

それぞれの病気は、

根底でふか~く関わっています。

 

 

その中で今回は、

糖尿病と脂質異常症の関係についてお伝えしていきたいと思います。

 

糖尿病と脂質異常症、

これらはタッグを組んでカラダを蝕んでいきます(汗)

 

 

1.糖尿病と中性脂肪との関係

 

「糖尿病」

この名前を知らない方はいないのではないでしょうか?

 

 

糖尿病は、本当に恐ろしい病気です。

糖尿病の本当の恐ろしさ、三大合併症について

糖尿病の本当の恐ろしさ、大血管障害とその他の合併症

 

 

糖尿病は高血糖状態が続くことによって発症する病気で、

インスリンの分泌量が不足していたり、

インスリンが上手に働いていない(インスリン抵抗性)こと、

つまり、

インスリンを上手に使うことができない状態!

が原因と考えられています。

糖尿病とは?現在の定義に待ったをかける!

 

 

インスリン、インスリンって急に出てきたけど、

インスリンって何?

っていう方もみえるかもしれません。

 

 

そのような方は

ぜひこちらを参考にしてみてください。

糖尿病の基礎知識、インスリンってどんな働きをするの?

 

 

インスリンには様々な役割があり、

カラダの恒常性を保つのに役立っています。

 

 

インスリンの働きの中には、

脂肪の合成を促進するという役割があります。

 

 

インスリンが脂肪の合成を促進するということを

もっとざっくりとお伝えすると、

 

インスリンで太る!

 

ということです。

 

糖尿病の薬では、

その副作用として

「体重増加」

というのがしばしば問題となるのですが、

これはインスリンの分泌を促進させる結果、もたらされます。

 

 

インスリンは、血糖値を下げるホルモンで、

糖質を摂取することで分泌されます。

 

 

ただ、

「インスリンっていう横文字が、なかなか受け入れられない(汗)」

という方のために、もっともっとざっくりと、

お伝えすると、

 

インスリンの分泌 = 糖質の摂取

インスリンは太る!

糖質は太る!!

 

ということになります。

 

 

かなり脱線しちゃいました(汗)

 

 

話を戻します・・・

 

 

インスリンの脂肪合成作用に関わっているのが、

LPLと呼ばれる酵素です。

 

 

LPLの働きについてはこちら

脂質異常症のキーポイント、LPLとは?

 

 

ざっくりとお伝えすると

LPLは、

血液中から組織の中へ中性脂肪を取り込む

働きをします。

 

 

語弊を恐れずにいえば、

LPLが働くと太る!

ということです。

 

 

そのLPLは、

インスリンによって活性化されます。

 

 

つまり、

インスリンの働きによってLPLの働きも強くなる

ということです。

 

 

これが、インスリンとLPLとの関係です。

 

 

血糖値が高くなると、、、

インスリンが働いて、、、

LPLの働きが強くなって、、、

血液中の中性脂肪が下がって・・・

 

 

何やらややこしいですが、

 

「血糖値が高いと、中性脂肪は低くなるじゃん!?」

 

 

というふうに思われるかもしれません。

 

 

確かに、

正常にインスリンが働いていれば、

血糖値が高くなると、

インスリンによってLPLが活性化されて、

血液中の中性脂肪が下がります!

(実際は、内臓脂肪や皮下脂肪へ移行している(汗))

 

 

ですが、

少し思い出してみてください。

 

 

糖尿病は、

インスリンが正常に働いていない状態です。

 

 

インスリンが正常に働いていないと、

LPLの働きも鈍ってしまいます。

 

 

そうなると、

血液中の中性脂肪を組織の中へ移すことができません!

 

 

中性脂肪が、血液の中に残ってしまう!!

ということになりますね。

 

 

その結果、

糖尿病の方は中性脂肪が高くなりやすくなってしまいます。

 

 

 

糖尿病は、贅沢病と呼ばれていたくらいで

太っているヒトがなりやすいイメージなので、

 

「えっ!!」

 

と思われるかもしれませんが、

糖尿病は症状が進行していくと

体重が減少していきます!

 

 

糖尿病の進行によって体重が減少していくのは、

インスリンがうまく働かないために、

エネルギー(ブドウ糖や中性脂肪)をカラダに蓄えられないことが考えられます。

 

ここにもLPLが関わっているのではないでしょうか!?

 

 

2.糖尿病とコレステロールの関係

 

「糖尿病の方は、LDLコレステロールが高くなりやすい!?」

と言われています。

 

 

ただ、糖尿病と中性脂肪のように

明確に関連付けられていません(汗)

 

 

糖尿病の方に、LDLコレステロールが高くなる傾向がみられることから

結果論として言われている感が強く、

その原因については、明確な見解が示されていません!

(一説では、血中の中性脂肪が増えることでコレステロールの原料となる脂肪酸が増え、そのためにコレステロールも増えると言われています。)

 

 

あくまで仮説となってしまうのですが、

今まで脂質異常症について調べた結果として、

糖尿病とコレステロールの関係についてお伝えしたいと思います。

 

 

(1)酸化と糖化によるLDLコレステロールの増加

 

カラダは年齢を重ねるに連れて老化していきます。

 

ですが、

ヒトによって老化のスピードって違いますよね(泣)

 

 

その老化を加速させるものが

酸化糖化です!

老化を哲学する!?老化の原因である酸化とは?

カラダが焦げる!?糖化反応とは?

 

 

糖尿病では、

活性酸素の発生による酸化と高血糖状態による糖化が起こりやすい状態になっています。

 

 

LDLコレステロールは、

酸化や糖化を受けることによって本当の悪玉に変化します。

酸化と糖化が脂質異常症に与える影響とその対策!

 

 

ちなみに、

LDLコレステロールは悪玉

HDLコレステロールは善玉

と呼ばれていますが、

コレステロール自体に善悪はありません!

リポタンパク質を知ればわかる、コレステロールの善悪!

 

 

コレステロールなど、

脂の輸送体であるリポタンパク質に違いがあり、

リポタンパク質は種類ごとにその役割が違います!

コレステロールを理解する!LDLコレステロールとは?

コレステロールを理解する!HDLコレステロールとは?

 

 

またまた話がそれていっちゃいましたが、

酸化や糖化を受けるとどうなるのか?

 

 

ざっくりいえば、

正常が異常に変わる!

ことになります。

 

 

酸化や糖化で

正常なLDLコレステロールが、

異常なLDLコレステロールに変わる!

ということです。

 

 

コレステロールはカラダの中で重要な役割を担っています。

コレステロールは必要!その重要な役割とは?

 

 

だからこそカラダは、

コレステロールが少ないという信号を受けて、コレステロールを作ります!

新陳代謝!?コレステロールはカラダの中でつくられる!

 

 

ここで、

「新しく作られたコレステロールが異常なものに変わってしまった」らどうでしょう?

 

 

カラダの中でコレステロールを使うことができずにコレステロールは不足したままです!!

 

 

そうすると、どうなるか?

 

 

カラダはコレステロール不足だと思って、

またコレステロールを作る!

 

ということが繰り返されるのではないでしょうか?

 

 

ちょっとややこしいので、

もっとざっくりお伝えすると・・・

 

コレステロール不足 → コレステロール合成 → 酸化や糖化 → 異常なコレステロール → カラダで使えない → コレステロール不足 → コレステロール合成 → ・・・

 

 

こんな感じで、

コレステロールの合成が増えていくのではないでしょうか!

 

 

そしてこれが、

糖尿病によってLDLコレステロールが増える原因であると考えています。

 

 

(2)中性脂肪が増えることによる影響

 

糖尿病では、中性脂肪が増える!

ということをお伝えしました。

 

 

血液中の中性脂肪が多いと、

中性脂肪を多く含んだLDLができやすくなり、

それがsdLDLコレステロールの生成へとつながっていきます!

 

 

急に話がポンポン進んで、色々な言葉がでてきましたが、

sdLDLコレステロールは

超悪玉と呼ばれ、普通のLDLコレステロールとは別物です!

sdLDLについて、詳しくはこちらを参考にしてみてください。

 

 

いってしまえば、

sdLDLコレステロールは、カラダにとって異物です!!

 

 

そうすると、

先ほどと同じことが繰り返されるのではないでしょうか?

 

 

コレステロール不足 → コレステロール合成 → sdLDLコレステロール → カラダで使えない → コレステロール不足 → コレステロール合成 → sdLDLコレステロール → ・・・

 

 

というような感じで・・・

 

 

色々とでてきたので、

もう一度、簡単にまとめますね!

 

糖尿病によって、中性脂肪が増える!

中性脂肪が増えることによって、sdLDLコレステロールが増える!

sdLDLコレステロールはカラダで使えないので、コレステロールの合成が続く!

 

 

という感じですね。

 

 

そしてこれも、

糖尿病によってLDLコレステロールが増える原因の一つだと考えています。

 

 

もう一つ、

血液中の中性脂肪が高いことによる弊害をお伝えします!

 

 

血液中の中性脂肪が増えると、

レムナントリポタンパクと呼ばれるものができやすくなります。

 

 

レムナントリポタンパクは厄介なやつで、

動脈硬化の原因の一つだと考えられています!

超超悪玉!?レムナントリポ蛋白コレステロールとは?

 

 

血液中の中性脂肪が高いと

直接的というよりは間接的に

カラダに影響を与えてきそうです!

 

 

まとめ

 

糖尿病も脂質異常症も生活習慣病の一つです。

糖尿病も脂質異常症も根底には生活習慣が大きく関わっているため、

別々の病気ではなく、お互いに深い関係があります。

 

 

一生、薬に頼らなければならないと言われる生活習慣病ですが、

生活習慣病は改善することが可能です!!

 

 

できることから少しずつ、

生活習慣を改善することで、生活習慣病を撃退していきましょう!

 

 

 

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