動脈硬化が起こる仕組み、その原因を知ろう!

 

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はじめまして、薬剤師の浅井です。
人生を幸せにおくるためには、健康とお金が大切!
という思いで、税理士資格を取得(大学院修了後)し、現在、CFPの勉強中。
このブログでは、健康に関する情報とお金・ライフプランニングに必要な情報をお伝えしていきます。

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浅井秀星

 

動脈硬化

一度は耳にされたことがあるかと思います。

 

高血圧や糖尿病、脂質異常症など

動脈硬化は、万病の元となります!!

 

 

現在、様々な検査によって動脈硬化の度合いを調べることも可能になっています。

動脈硬化は万病の元!脂質異常症との関係は?

 

 

今回は、

万病のもとである動脈硬化がどのように起こるのか?

それをみていきたいと思います。

 

 

1.動脈の構造を知ろう!

 

まずは、動脈がどういう構造になっているのかをみていきましょう!

 

 

図のように、

動脈の構造は、「内膜」「中膜」「外膜」の3層から成り立っています!

(基本的には、静脈も同じ)

 

内膜の表面に、「山!?」が並んでますよね!

 

これが血管内皮細胞と呼ばれる細胞です。

 

この内皮細胞内膜は、

血液からカラダに必要なものだけを取り入れる

フィルターの役割を果たしてくれています。

 

不必要なものは通らせないバリアー

のような役割ですね!

 

中膜は、血管の弾力性を保つための成分で構成され、圧力(血圧)に耐えるため、厚めに構成されています。

外膜は、動脈の外の細い血管とつながっていて、細い血管から栄養をもらっています。

 

動脈硬化で特に重要となってくるのが、

内皮細胞内膜です。

 

 

豆知識:内皮細胞の役割

 

血管内皮細胞って、

とても重要な役割を果たしています!!

 

図をみてもらうと想像できると思うんですが、

内皮細胞が内膜との隙間をびっしり埋めていますよね。

それによって、

不必要なものの侵入を防いでいます!

 

他にも、血液と直に触れているから、

血液と内皮細胞が触れることによって血液が固まってしまうこと防いだり、

血液自体が固まらないようにするのも助けています。

 

血液を固まりにくくしている

ってことです!

 

 

2.動脈硬化が起きるまで

 

動脈の構造と、それぞれの役割を確認しました。

 

ここからいよいよ、

動脈硬化がどうやって起こるのかみていきますね!

 

とその前に、

動脈硬化は、年齢とともに必ず進行します!

(あとで、年齢とともに進行する理由についても少し触れたいと思います。)

 

だから、

動脈硬化の進行が早いか遅いか

という考え方になります!

(動脈硬化が進行しないということは、不老不死だといっても過言ではないでしょう!!)

 

そうすると、

動脈硬化の進行を遅らせたいですよね!

 

それでは、みていきましょう!!

 

 

(1)血管内部の炎症

 

動脈硬化は、

内皮細胞に刺激が加わることによって、

傷(炎症)ができることが始まりです!

 

 

っていきなりいわれてもよくわからないですよね(汗)

 

内皮細胞への刺激って何!?

ってなりますよね。

 

 

内皮細胞への刺激とは・・・

 

たとえば、

高血圧があげられます!

 

血圧が高いと、血管の壁にバンバン血液がぶつかります!

 

 

昔のバレーボール漫画!?とかで、

鬼コーチがスパルタでスパイクをうちまくるのって、見たことありませんか!?

 

「オラァ!オラァ!!」

って、感じで(汗)

 

それをレシーブする選手たち、

「バシッ!バシッ!!」

って、めっちゃ痛そうですよね(泣)

 

 

高血圧は、まさにこんな感じです!!?

 

 

内皮細胞にむかって、

「バシッ!バシッ!!」

って、ぶつかっていきます!

 

そりゃあ、

大きな刺激ですよね!

大きなストレスでもあります!!

 

 

これが、

高血圧が動脈硬化と関係している所以です!

 

 

他にも、

「グルコーススパイク」

と呼ばれるものも関係しています!

 

 

グルコーススパイク!?バレーボールの延長??

 

また、わけのわからない名前の登場です!

 

 

グルコーススパイクとは、

血糖値の急上昇と急下降が行われることです!

 

 

血糖値が

ギューンと上がって、

ガクッと下がる

 

この動きが、

「陸上の靴のスパイク(針)」

に似ているところから名前がつけられています。

 

 

ちなみにこれは、

低血糖症が起こる原因にもなっていますね!

社会問題となる低血糖症、その原因と対策!

 

 

グルコーススパイクはなぜいけないのか?

 

これは、

血糖値を下げるときに、

活性酸素が出される

といわれているからです!

 

 

活性酸素

よく耳にしますよね!

 

カラダを酸化させる(錆びさせる)悪いヤツです!

 

 

この活性酸素も内皮細胞に強い刺激を与えます!

 

 

活性酸素は、

グルコーススパイクの針が長いほど

つまり、

血糖値の振れ幅が大きいほど、たくさん発生する!!

といわれています。

 

 

血糖値を上げる、下げる・・・

どこかで聞いたような・・・

 

そうです、

これが動脈硬化と糖尿病との関係です!!

 

 

豆知識:活性酸素

 

活性酸素を、悪いヤツだとお伝えしましたが、

活性酸素は、外部からの微生物などの異物をやっつけてくれます。

つまり、カラダを守ってくれているんですね!

 

ただし、その反応性があまりにも強いために、

自分の正常な細胞も攻撃してしまいます!

それが、活性酸素の厄介なところです。

 

 

活性酸素は、人が生きている限り必ず発生します。

 

カラダに悪いヤツなのに、なぜ?

って、思いますよね。

 

活性酸素は、呼吸から取り込まれた酸素の一部からもできるからです!!

 

僕たち人間は、

海から陸に上がってきたっていわれていますよね。

 

なが~い歴史の中で、

生存するために海を捨てて陸に上がったんです。

 

そのときに、

活性酸素が発生するリスクを取ってでも、

酸素をカラダに取り入れるようになった!

つまり、

陸で生きるための代償を払った!

ってことですね。

 

話はそれちゃいましたが、

これが年齢とともに動脈硬化が進んでしまう原因です。

 

なが~く生きていれば、その分、酸素を取り込む量って増えますよね!

 

また脱線しますが、

そう考えるとですよ・・・

マラソンランナーなど

激しい運動している人って、ちょっと老けて見えませんか!?

 

これって、

活性酸素が原因!?

と考えることができるかもしれません。

 

だから、

運動するヒトは、

人一倍、抗酸化物質(「ビタミンC」や「ビタミンE」など)をとる!!

ようにしてくださいね!

 

 

話を戻しますが(汗)

こうやって、血管の内側に傷(炎症)ができます!

(その他にも、感染なども傷(炎症)ができる原因として考えられています。また、レムナントリポ蛋白質も、内皮細胞に強い炎症を起こす原因の一つです。)

 

 

(2)生体防御反応がアダに・・・

 

ケガをしたときって、

バイキンからカラダを守ろうとしたり、

ケガを治そうとしたり、

カラダの中で様々な反応が起こります。

 

これは、

内皮細胞でも同じです。

 

内皮細胞が傷つき、炎症が起こると

傷を治そうとしたり、

炎症を抑えようとしたりと

様々な反応が起こります。

 

この反応の中で、

傷がある部分からバイキンが入らないように、

細菌などからカラダを守る細胞が集まってきます。

 

この細胞をマクロファージといいます。

(様々な過程を経てマクロファージになるんですが、細かいことはどうでもいいです!)

 

 

マクロファージは、

内皮細胞の隙間から血管の内膜に入っていきます!

 

そこで、異物を待ち構えるわけですね!

 

「いつでも来なさい!」

みたいな感じで。

 

 

 

(3)コレステロールなどの取り込み

 

内皮細胞は、血管内部への異物の侵入を防ぐバリアーの役割をしてくれますよ~!

ってお伝えしました。

 

もし、

内皮細胞に傷ができたらどうなると思いますか?

 

そうですよね、

異物が侵入してきちゃいます!

 

この異物の一つに、

コレステロールがあります。

 

 

コレステロールってどういう形で運ばれるんでしたっけ?

 

そうです、リポ蛋白質という輸送体で運ばれます。

そして、コレステロールを全身に運ぶ輸送体がLDLです。

リポタンパク質を知ればわかる、コレステロールの善悪!

 

 

LDLが内皮細胞の隙間からスルスルって中にはいってきて、

マクロファージに取り込まれます!

 

 

サラッと書きましたが、

かなり重要なので、少しおさらいしますね。

 

 

まず一つ・・・

 

「隙間からスルスル」

ってイメージしてください!

 

大きい方が、入りやすいですか?

小さい方が、入りやすいですか?

 

そうですよね、

小さい方が入りやすいですよね。

 

小さいサイズのLDL

これはsdLDLと呼ばれています。

 

いわゆる「超悪玉」と呼ばれているヤツです!

超悪玉!sdLDLコレステロールとは?

 

 

次に・・・

 

マクロファージは異物を捕まえる警察官でした!

 

 

コレステロールって、悪いヤツなの?

 

コレステロールは悪者ってイメージが強いですけど、

コレステロールはカラダに必要不可欠です!

コレステロールは必要!その重要な役割とは?

 

ここがポイント!!

コレステロールを運ぶLDLが酸化されると、

もともとのLDLとは別物になってしまいます!

 

「あんた誰!?」

ってなるわけです。

 

こうなったら、もう悪者です!

 

そうです、

マクロファージは、異物(酸化されたLDL)を取り込みます!!

 

そして、別の記事でも書きましたが、

sdLDLは普通のLDLよりも酸化されやすいという特徴があります。

 

sdLDLは

内皮細胞の隙間を通り抜けやすいだけでなく、

酸化されやすいので、

マクロファージに取り込まれやすい!

 

やっぱり、超悪玉ですね!

 

酸化の他にも、

糖化などによっても、

本来の姿とは別物になってしまいます!

(酸化や糖化については、別の機会でお伝えしたいと思います。)

 

マクロファージに取り込まれるのは、他にもあって、

それがレムナントリポ蛋白質と呼ばれるものです。

 

レムナントリポ蛋白質は、

内皮細胞を通過しやすく

なおかつ、

酸化されなくてもマクロファージに取り込まれる!!

という特徴があります。

 

「超超悪玉」

これはあながち間違っていない表現かもしれませんね!

超超悪玉!?レムナントリポ蛋白コレステロールとは?

 

 

(4)マクロファージの破裂

 

マクロファージは、

侵入してきた異物(LDLやレムナントリポ蛋白質など)を

どんっどん取り込んで、大きくなっていきます!

(このときのマクロファージをみると、取り込まれたものが泡のように見えるそうです。そのため、泡沫細胞と呼ばれたりします。)

 

 

これ、知っている人は、

すご~くイメージしやすいんじゃないでしょうか!?

 

映画「千と千尋の神隠し」

に出てくる

「顔なし」

そのものです。

 

「アッ」とか

「ウッ」とか

いいながら、

どんどん食べ物を食べて、めちゃめちゃ大きくなりましたよね!

 

あれが、

血管の内膜にたくさんできるんです!

 

 

「そりゃ、血管の内側が狭くなっていくでしょ(汗)」

って思いませんか?

 

こうやって、血管が狭くなっていきます。

 

 

ここに血栓(血の塊など)がつまると、

梗塞(脳梗塞や心筋梗塞など)になってしまいます!

 

 

「千と千尋の神隠し」に!?話を戻して、

次も同じ!

 

「顔なし」って

泥だんごを食べたあと、

「オエ~~~」

ってなっちゃいましたよね!

(ちょっと、汚いですが・・・)

 

マクロファージも同じです。

食べきれないほど食べると

「オエ~~~」

ってなっちゃいます。

(本当は、破裂する!)

 

 

そうすると、どうなると思いますか?

 

血液の通り道が、マクロファージの中身で溢れちゃいますよね!

 

 

続けますよ~~・・・

 

 

そこにさらに、

「破れたところを修復しろー!」

という命令がだされて、

出血を止める(破れたところをふさぐ)役割を持つ血小板が集まり、

血管が詰まってしまいます!

 

 

こんな感じで動脈硬化が進行していきます。

 

 

いつものように、ざっくりといきたいんですけど

今回はやめておきます!

 

なんでかって!?

 

それなら、一回やってみましょうか・・・

 

ざっくりいきますよ・・・

 

血管が傷つき、

そこからコレステロールが取り込まれて動脈硬化が起こる!!

 

 

どうですか~!?

これだと、コレステロールが完全に悪者ですよね!!

色々な過程が、だいぶハショられてます。

 

おそらくこれが、今の定説となってしまっています。

 

でも、

仕組みをずっと追っていくと、

問題ってそこじゃないような気がしませんか!?

 

・血管が傷つくこと

・LDLの酸化

・sdLDLやレムナントリポ蛋白質の発生

などなど

 

 

コレステロールは確かに動脈硬化の原因の一つです。

 

ですが、仕組みがわかると

コレステロールを下げることが、いかに対症療法であるか

ということがわかりますね!

そして、

どのような対処をしなければいけないのか?

が見えてきます!

 

 

さいごに

 

現在、様々な情報で溢れかえっています。

情報が多すぎて何がなんだかさっぱりです。

 

仕組みや本質を知ることは、

様々な情報に流されないようになると思います!

 

 

自分の健康を守ることができるのは、自分だけです!

 

一緒に勉強していきましょう!

 

 

豆知識!?

 

途中で、宮﨑駿監督の映画の話をあげさせていただきました。

 

個人的に、ジブリ映画が好きなんですが、

ジブリ映画って、

ヒトが失ってしまったものとか、

大切にしなければいけないものとか、

色々と人間味のある内容が多いと思っています。

(もちろん、ヒトそれぞれ様々な価値観がありますが。)

 

以前、SNSで流れてきた情報に面白いものがあり、すご~く腑に落ちました!

ジブリ映画が現代医療に投げかけた疑問です!

 

「風の谷のナウシカ」

これと、

「がん治療」

がリンクする!?

という情報でした。

 

ジブリ映画って本当に奥が深いです!

もし興味があれば、調べてみてください!

 

 

 

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