新陳代謝!?コレステロールはカラダの中でつくられる!

 

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はじめまして、薬剤師の浅井です。
人生を幸せにおくるためには、健康とお金が大切!
という思いで、税理士資格を取得(大学院修了後)し、現在、CFPの勉強中。
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浅井秀星

 

「コレステロールが高い!!コレステロールを抑えた食事をしなければ・・・」

 

コレステロールが高くて、食事に気を使われている方

多いのではないでしょうか。

 

でもですね~、

コレステロールは食事から吸収されるだけではないんです!!

 

今回は、

コレステロールはカラダの中でつくられることによってバランスを保っていますよ!

っていう話です。

 

 

1.コレステロールはカラダの中でつくられる!

 

(1)コレステロールも生まれ変わる!?

 

コレステロールはヒトのカラダの中に

100g~150gくらいあるといわれています。

 

ほとんどは細胞に取り込まれた状態で、

一部が体内を循環しています。

 

皮膚でいう

ターンオーバーという言葉を聞いたことってありませんか?

 

新陳代謝っていうのもよく聞くと思います。

 

何がいいたいのかというと、

ヒトのカラダって、どんどん新しいものに作り変えられていく!

ってことです。

 

コレステロールも同じで、

カラダの中に150gくらいあるコレステロールは、

毎日毎日、少しずつ新しいものと交換されています!

 

まさに

コレステロールの新陳代謝

ってやつですね!

 

 

(2)食事由来のコレステロール

 

新しく交換されるコレステロールのうち

食事に由来するものは、1日に200mg~300mgといわれています。

 

コレステロールが多い食事をとると、

吸収されるコレステロールが増える!

といわれています。

 

「やっぱり、コレステロールが多い食事は良くないじゃないか!」

 

確かに、そうかもしれません。

 

ただ、

この影響は5%程度しかない!

いわれています。

 

 

(3)胆汁酸の再吸収

 

コレステロールの重要な役割の一つに

胆汁酸をつくるというのがあります!

 

胆汁酸は、胆汁の主成分で、

小腸において脂肪の消化や吸収に重要な役割を担っています。

 

 

胆汁酸は、一定量保持されていて

必要に応じて分泌されます。

 

 

胆汁酸も毎日作り変えられていて、

ほとんどは再利用によってできているんですが、

一部がうんちといっしょにカラダの外に出されてしまうので、

新しく補う必要があります。

 

 

だいたい1日400mg~500mg排泄されるといわれているので、

カラダは、失われた胆汁酸を補うためにコレステロールを必要とします。

 

 

(3)計算があわないじゃん!?

 

カラダにあるコレステロールを新しいものに変えなきゃいけない!

胆汁酸も補充しなきゃいけない!

 

アレやコレやしなきゃいけないのに、

食べ物からの補給が300mg

失われるのが400mg

 

300 - 400 = △100

 

 

足りないじゃん!!

 

 

ですよね~(汗)

 

 

 安心してください!!

 

ヒトはこの足りない分を補って、

コレステロールの新陳代謝を行うために、

カラダの中でコレステロールを作っています!!

 

 

(4)コレステロールはカラダの中でつくられる!

 

コレステロールの新陳代謝を行って、

ヒトの正常機能を保つために、

1日に1g~1.5gくらい新しいコレステロールが必要だといわれています。

 

 

食事からが200mg~300mgくらいだから、

だいたい1日1gくらいつくられていることになりますね!

(コレステロールの合成量は、体型などによっても変わってきます。)

 

 

だから、コレステロールは、

カラダの中で70~80%つくられていて、

食事からは20~30%しか供給されていない!

といわれています。

 

 

「え~~!そうすると、食事、あんまり関係ないじゃん!!」

 

って思ってしまいますよね。

 

 

食事が関係あるかどうかは、とりあえず置いといて

コレステロールは、カラダの中でつくられているんです!!

 

 

なんでかって、

ヒトが生きていくために、それほど

コレステロールが大切です!!

ってことだからだと思います。

コレステロールの役割についてまとめてあるので、こちらも参考にしてみてください!

コレステロールは必要!その重要な役割とは?

 

 

今まで

コレステロールは悪者だ!!

って思ってみえた方は、

これを機にコレステロールに対する認識を少し見直してみてくださいね!

 

 

カラダの中でつくられるコレステロールは、

その約半分が肝臓でつくられていて、

その他には、小腸や皮膚などでもつくられています。

 

 

胆汁酸の補充に400mg~500mg必要だから、

新しいコレステロールの1/3~1/2くらいが利用され、

残りは全身のコレステロールと少しずつ入れ替わっていくんですね!

 

 

そしてこの全身にコレステロールを届ける役割をしているのが、

LDLという輸送体です。

 

 

ねっ!

LDLって悪玉じゃないでしょ!!

 

こちらの記事もオススメです!

リポタンパク質を知ればわかる、コレステロールの善悪!

 

 

2.コレステロールの原料はアセチル-CoA

 

アセチル-CoA??

 

何やら難しい言葉が出てきましたね!

 

アセチル-CoAとは:

アセチル補酵素Aの略。

「ウィキペディア」

補酵素Aのチオール基と酢酸のカルボキシル基がチオエステル結合した化合物。

高エネルギー化合物の一つ。

生体内で糖質・脂質・アミノ酸の代謝や脂肪酸の合成に関与する。

「コトバンク」

 

なんのこっちゃい、

さっぱりですね(汗)

 

生体内で糖質・脂質・アミノ酸の代謝に関与する

というのが一つのポイントで、

 

アセチル-CoAは、

・炭水化物の代謝でも

・タンパク質の代謝でも

・脂質の代謝でも

でてきます!

 

代謝は、わかったようなわからないような言葉ですが、

消化して、吸収して、排泄して、という一連の流れ

という理解でいいのではないでしょうか。

 

つまり、

炭水化物でも、タンパク質でも、脂質でも、アセチル-CoAができる

といことです。

 

 

もっとストレートで、ざっくり言ってしまえば、

何を食べてもコレステロールの原料ができる!!

ということになります。

 

ざっくりですよ、ざっくり(汗)

 

ちなみにですが、

アセチル-CoAからコレステロールがつくられる過程で、

HMG-CoA還元酵素と呼ばれる「お助けマン」が必要になります。

 

この「お助けマン」をブロックする薬がスタチン系という薬です。

だから、スタチン系の薬は、

「コレステロールの合成を抑える薬」

だということになります!

 

 

話を戻して、

コレステロールってやっぱり、

生きていくために欠かせない!!

 

 

だから、どこからでも供給できる体制をとっている

そう思いませんか?

 

 

3.コレステロールの合成はバランスがとられている!

 

(1)コレステロール摂取量、上限値撤廃!

 

ここまでで

コレステロールは、

食事からも吸収されるし、カラダの中でもつくられる

ということを理解していただけたら幸いです。

 

 

2015年、少し前のことになりますが、

コレステロールの摂取量の上限が撤廃されました。

 

これは、

「食事のコレステロール摂取量を減らしても、血中コレステロールが低下する明確な証拠はない。」

というアメリカでの報告を受けて、

 

厚生労働省も

「コレステロール摂取の上限値を設けることに、科学的根拠は得られなかった。」

からと・・・(汗)

 

アメリカのいいなりか!!

もとい、

アメリカにならった感じですね。

 

もう

大混乱

ですよね!

 

 

ただ、よくわからないこともいわれています。

健康なヒトは上限を気にする必要はないけど、

高コレステロール血症のヒトは上限を気にしましょう!

みたいな感じです。

 

意味不明!!

 

健康なヒトは、コレステロールをたくさんとっても病気にならないけど、

そうでないヒトは、コレステロールをたくさんとると病気になる

ということですよね!?

 

これには無理があると思っています。

 

 

(2)なぜ上限値が撤廃されたのか

 

コレステロール摂取量の上限値が撤廃されたのは、

アメリカにならったというのはあります。

 

ですが、

「コレステロールの多い食事をとると、コレステロールが高くなる!」

という考えはごく自然ではないでしょうか。

 

では、

なぜコレステロールの多い食事を食べても大丈夫ですよ~~!

ってなったのでしょうか?

 

これには、

カラダの中で行われる調整

が大きく関わっています。

 

 

食事からたくさんのコレステロールをとると、

カラダの中で、いつもの量をつくる必要はないよ~!!

という命令が出されて、

コレステロールの産生が減らされます。

 

 

胆汁酸にも同じような働きがあって、

胆汁酸が多くなると、もう、つくらなくても大丈夫だよ~!!

という命令が出されて、

コレステロールの産生が減らされます。

 

 

ヒトのカラダって

本当に良く出来てるんですね~~!!

 

 

(3)それでも過剰摂取に気をつけて!

 

気をつけてほしいのは、

上限値がなくなったからといって

どれだけでもとっていいというわけではない!!

ということです。

 

 

調整がかけられるといっても

本来、

20%~30%は食べ物からのコレステロールが必要です!

 

 

「低脂質ダイエット」

今もあると思いますが、

これをやって、生理が来なくなった女性がいます。

 

他にも、ダイエットをしていて

肌のツヤやハリがなくなってしまうヒトもいます。

 

もちろん、タンパク質も大きく関わっていると思いますが、

コレステロールがホルモンや細胞の材料であるように

脂質もカラダにとってすごく重要な栄養素なんです。

 

 

つまり、

食事の影響を受ける!

ということです。

 

 

これは取り過ぎも同じだと思います。

 

だから、長期的にみて

コレステロールの過剰摂取は問題になる!

と考えます。

 

この上限値の撤廃は、

コレステロールが高くて、大好きな卵を控えていた(涙)

というヒトが、

1日1個や2個くらい食べても大丈夫ですよ!!

というくらいの感覚で捉えたほうがいいと思います。

 

5個や10個は、

やっぱり多いんじゃないでしょうか?

 

5個くらいは食べる方はみえると思いますが・・・(汗)

 

 

まとめ

 

コレステロールは、食事から吸収されるもののほか、カラダの中でもつくられます。

 

コレステロールは、食事からの吸収が増えるとカラダの中での産生が減り、食事からの吸収が減るとカラダの中での産生が増えるといったバランスがとられています。

 

コレステロール摂取量の上限値が撤廃されました。

 

 

コレステロールは、ヒトが生きていくためには必要不可欠です!

だから、

カラダの中で様々な調整機能が働いてバランスを保っているんですね!

 

ただし・・・

偏り過ぎには注意してくださいね。

何事も行き過ぎはバランスを崩してしまいますから!

 

 

 

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