株主優待制度で長期保有促進!?

資産運用素人の浅井です。
現在、資産運用について勉強中です。
一緒にお金について、学んでいきましょう!
今回は、株主優待制度について、考えていきましょう。
第3回.株主優待制度で長期保有が促進する!?
企業は、運転資金を得るために、多くの方から安定的に資金を集めることを望んでいます。
そのためには、資金の提供者である株主には長期的に株式を保有してもらうことを望んでいます。
デイトレードなど短期的な株式の売買によって収益を得ている、いわゆるトレーダーと呼ばれる方よりも、長期的に保有してくれるファンをどれだけ増やすことができるかが、課題とされています。
そこで、企業が提供しているのが株主優待制度と呼ばれるものです。
株主優待制度:
株式会社が一定数以上の自社の株式を権利確定日に保有していた株主に与える優待制度のこと。
「ウィキペディア」
この株主優待制度、諸外国ではほとんど行われていないようですが、日本では、個人投資家に人気の制度となっています。
これもやはり、日本人が配当や分配を定期的にもらえると安心できるという性質によるものかもしれません。
最近では、カゴメさんがこの株主優待制度を利用して、多くの個人投資家の方の支持を得ています。パーティーなど盛大に行われているそうです。
ファンを獲得することで、長期投資家につなげるのと同時に、「物言わぬ株主」を増やすことで、企業防衛にもつなげていると考えています。
カゴメさんは、リスクコントロールを上手に行っているんですね。
株主優待を受けるときには、注意点があります。
企業ごとに権利確定日というのが定められていて、その3営業日前までに所定の株数を所有し、権利確定日までは保有しなければいけないとされています。
株主優待がほしいからといって、その日だけ株を保有していても株主優待を受けることができないということです。
他にも気をつけなければいけないことは、
権利確定日の前後では、株価自体が大きく動く可能性があるということです。
「株主優待をもらうぞ!」
と思って、権利確定日前に購入するヒトが増えます。
そうすると、株価が上がります。
権利確定日後、
「株主優待を受け取れるから、もうこの株いらない!」
と思って、売却するヒトが増えます。
そうすると、株価が下がります。
権利確定日の前後で取引を行うと、
結局、株主優待でもらうよりも自分で買ったほうが得だった
ということにもなりかねないので、注意です。
僕は、資格の勉強のために某専門学校の株を持っています。
この株主優待のおかげで、株式購入に出した資金以上に、講座を割引で受講することができたので良かったのかなと思っています。
まとめ
株式投資には、株主優待という制度がある。
株主優待を活用すると、お得になることがある。
株主優待制度を利用するときは、優待を受けるための条件を満たす必要が有ること、権利確定日前後の株価変動に注意する必要がある。
投資を専門!?でやっているオジサンに聞くと
「優待なんていらん!自分で買うわ!!」
とあっさり言われました。
人それぞれ価値観が違うので、様々な意見があります。
ただ、長期的に「その企業を応援したい。」、「社会を変える活動をしている。」、「将来性がある。」などなどがあって、オジサンの言葉には、
「自分のお金をそれに役立てたい、その結果、お金が増えていく!」
ということが本質的にあるのではないかなという考えに至っています。