毎月分配型投資信託って、お得?

資産運用素人の浅井です。
現在、資産運用について勉強中です。
一緒にお金について、学んでいきましょう!
日本経済新聞(日経)を読んでいると、毎週何回か資産運用についての記事が取り上げられています。
勉強するといっても何か土台が必要ですよね。
この日経の記事も一つの勉強のツール。
思えば今まで、ほとんど目を軽く通すだけでもったいなかったなと思っています。
せっかく日経を購読しているのなら、もっと有効活用していこうって魂胆です!!
第1回.初心者の投資信託選び、毎月分配型ってお得?
前にも書きましたが、僕が某金融機関に勧められるまま初めて購入した投資信託はこの毎月分配型です。
「やっぱり、毎月お金が入ってきたほうがいいじゃん!銀行の利回りよりも良いし。」
という思いで購入です。
金融機関側もそう説明してきます。
毎月分配型の投資家には、高齢者も多く、
「年金に追加する形で毎月もらえてうれしい!」
といって、よく売れてました。
この時、よく名前を聞いたのが
「グローバル・ソブリン・オープン(略して、『グロソブ』です)」
です。
以前は、純資産が5兆7000億円ほどあり、超人気投信だったのがわかります。
ですが、今は7000億円弱です。
これは、リーマンショックの影響を受けて運用がうまくいかなくなったために、毎月の分配金を減らさなければならなくなり、思ったほどお金がもらえなくなったことが大きく影響しています。
これは、グロソブに限った話ではないようです。
以下のようなデータがあります。
2016年の毎月分配型ファンドの本数は、前年を割っていて、毎月分配型ファンド全体の純資産(純資産総額)は、2014年以降減少しています。
「モーニングスター」
2000年以降、人気沸騰してきた毎月分配型ファンドですが、どうやらその人気に陰りが見えてきているようですね。
◎分配金はその原資が重要
分配金は、何から出されているのか?
この原資を知っておくのって非常に重要です。
僕は、購入当時といっても分かりだしたのが最近ですが(汗)
「分配金って、当然利益から出ているに決まってるでしょ!」
そう思うでしょ?
僕もそう思ってました。
だらか、単純に
「10000円で購入したら、毎月40円の分配金!ってことは、年間480円だから、、、。えっ!4.8%も利回りがあるじゃん。これなら手数料を引いてもいいねー、ふっふっふ♪」
みたいな感じでした。
いやホントこれなら、すごくいいですよね!
もちろんこういう場合もありますが、そうでない場合も結構あります!
というのは、
「分配金が元本から取り崩されていることもある!!」
ということです。
これって、どういうことかというと、
「自分で預けたお金が分配金として戻ってきているだけ。」
簡単に理解すると単なる返金です!
僕の買った投信は最初は良かったんですが、すぐに元本の取り崩しになりましたね。
今振り返ってみると。
そして、現在は塩漬け状態(これもダメなんでしょうが。プラマイゼロになったときは即解約しようと思っています。)
それでも当時は、毎月ちゃんと分配金が入ってきた(再投資してましたが)から、うれしかったですね。
毎月分配型は、その分配金の原資が何から出ているのかということに注目しましょう!ってことです。
分配金の原資が何から出ているのかは、運用報告書に書いてありますので、そちらは必ずチェックするようにしましょう!
まとめ
毎月分配型投資信託は、毎月お金が入ってくるというメリットがある。
分配金の原資に注目しないと、単なる元本の取り崩しの場合がある。
運用報告書のチェックは必ず行う。
個人的には、毎月分配型投資信託は、もう買わないと思います。
それでは今回はここまで!
今年一年、一緒に勉強していきましょう!