2017/02/26

病気を知ろう【高血圧編;薬で血圧管理!】

 

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はじめまして、薬剤師の浅井です。
人生を幸せにおくるためには、健康とお金が大切!
という思いで、税理士資格を取得(大学院修了後)し、現在、CFPの勉強中。
このブログでは、健康に関する情報とお金・ライフプランニングに必要な情報をお伝えしていきます。

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浅井秀星

血圧の薬(降圧薬)を飲まれている方は、たくさんみえます。

 

降圧薬だけで、2,3種類飲まれている方も珍しくはありません。

 

「こんなに薬を飲んで大丈夫なの?」

 

そう疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、薬による血圧管理について、お答えしていきます。

 

1.降圧薬選択の基本を知ろう

 

血圧の管理を薬で行うときも、その選択には原則的なものがあります。

 

高血圧治療ガイドライン2014(JSH2014)では、

 

①1日1回で大丈夫な薬を優先しましょう

②低用量から始めましょう

③初めから20/10mmHg以上(Ⅱ度高血圧以上)の降圧効果を目指すときは、併用療法を考慮しましょう

④副作用と降圧効果のバランスを考えて、適切な組み合わせを考えましょう

⑤選択した薬でほとんど効果が得られない場合は、別の降圧薬に変更しましょう

⑥高血圧以外の病気がある方は、その病気との関係についても注意しましょう

 

というような感じです。

 

つまり、

「1日1回の薬で、弱い薬から始めましょう」

ということです。

 

「個人的には、薬で「弱い、強い」という表現をすることは、かなり語弊を招くと考えているので、あまり使いたくはないのですが、そうはいっても表現としてはわかりやすいので、ここでは使用させていただきました。」

 

2.第一選択薬がある

 

薬の選択では、「まずこれを使いましょう」という推奨(第一選択薬)があります。

 

それは、4種類に分類されています。

 

①Ca(カルシウム)拮抗薬

②ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)

③ACE(アンジオテンシン変換酵素)阻害薬

④利尿薬(少量使用が推奨されています)

 

になりますが、それぞれの特徴や選択については、

専門家向けに今後お伝えしていきたいと思います。

 

ここでは、

はじめに推奨される薬が4種類あって、高血圧の方の特徴に合わせて、それぞれ単独で、あるいは、併用して使われる。

という理解でいいと思います。

 

高血圧の薬が、この4種類しかないわけではないので、ご注意ください。

 

3.降圧薬の使われ方を知ろう

 

まず、どうして降圧薬が使われるのか、これについて考えなければいけません。

 

血圧管理の目的は、心血管病(血管が詰まったり、破れたりする病気など)の発症を予防することです。

 

そのために、血圧を目標値までコントロールしましょう。

ということになっています。

 

管理目標については、こちらのサイトも参考にしてみてください。

病気を知ろう【高血圧編;高血圧治療の流れ】

 

この目的を達成させるために、降圧薬を飲むことになります。

現状、1種類だけで目標値に至っているのは50%程度なので、2種類や3種類、あるいはそれ以上の薬を併用することによって目標値に到達させよう、ということになっています。

 

血圧の管理目標に向けて、薬が使われることになるので、目標が達成できなかったら、どんどん薬が追加されていく、っていう流れになるんですね。

 

治療開始時から、Ⅱ度高血圧以上(160/100mmHg以上)の方は、いきなり強めの薬から始まったり、2種類が併用されたりします。

 

ただ、急激に血圧を変動させると心血管病の発症リスクが高くなってしまうことも報告されているので、薬を始めるときは、数週間かけて徐々に管理していくことが望ましいとされています。

 

血圧が目標水準に達するまで薬が増やされていく、だから、薬が増えていくのって必然的なんです(泣)

 

4.降圧薬の併用ってどうなの?

 

降圧薬を併用することで、降圧効果が高まったり、お互いの副作用を軽減させたりすることができます

ですが、逆に副作用が増強されることもあるので、注意が必要です。

 

こう聞くと、

「降圧薬を上手に組み合わせれば、効果も高くて副作用も減るから、そのほうがいいじゃん。」

と思うかもしれません。

 

確かに、上手な組み合わせはありますし、よく使われています。

でも、薬を飲むことによる症状を抑えるために、別の薬を飲むって変だと思いませんか?

 

それに、薬を併用した時にカラダに起こることって、実ははっきりと分かっていないんです。

「今まで使ってきて大きな問題は生じていないだろうから使っても大丈夫だろう。」

という感じなんです。

 

だから、できる限り薬に頼らないに越したことはないんです。

そうすると、生活習慣を改善することが必須になってくるわけなんです。

 

生活習慣については、こちらの記事も参考にしてみてください。

病気を知ろう【高血圧編;生活習慣を見直そう!】

 

 

 

併用って薬ばかりではないんです。

薬の中には、普段の食事の影響も大きく受けることがあります。

 

患者さんから、よく質問を受けるので、一つ例を載せますね。

 

「血圧の薬をグレープフルーツジュースで飲むのはいけないって聞いたんだけど。」

 

これは、聞いたことがある方も多いかもしれません。

 

まずお伝えしたいのは、グレープフルーツとの相性が悪いのは、血圧の薬全てではありません。

血圧の薬の中で、Ca拮抗薬(これも全てではないのですが)と呼ばれるものです。

 

グレープフルーツに含まれる成分が、Ca拮抗薬の効果を強くしてしまうことが明らかにされているので、フラつきなどの副作用が強く出てしまうことにつながる可能性があります。

 

こちらのサイトも参考にしてみてください。

http://www.skincare-univ.com/article/008471/

 

気をつけなければいけない食材は、グレープフルーツだけではないんですね!

 

血圧の薬を服用されている方は、心配であれば1回、専門家に聞かれることをおススメします!

 

 

まとめ

 

血圧をコントロールするために、薬が必要になることがあります。

 

薬の選択には、原則があり、コントロールの状態に応じて、2種類、3種類と併用されることがありますが、当然、メリット・デメリットがあります。

 

薬は毎日の食事にも影響されることがあります。

グレープフルーツと血圧の薬の関係はその一例です。

薬を服用されている方で、気になることがあれば、お近くの薬局などで確認されるといいと思います。

 

 

 

 

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