2017/02/26

その薬、血圧を上げていませんか?

 

この記事を書いている人 - WRITER -


はじめまして、薬剤師の浅井です。
人生を幸せにおくるためには、健康とお金が大切!
という思いで、税理士資格を取得(大学院修了後)し、現在、CFPの勉強中。
このブログでは、健康に関する情報とお金・ライフプランニングに必要な情報をお伝えしていきます。

このサイトについて!

浅井秀星




 

「服用中の薬はありませんか?」

 

「血圧の薬と胃薬と頭痛薬と・・・」

 

ちょっと待った!

 

その薬、血圧を上げていませんか?

 

薬の中には、副作用として血圧を上げてしまうものがあります(薬剤誘発性高血圧)。

 

「薬の服用で、血圧が上がり、それを抑えるために血圧の薬をのむ。」

それを見直すだけで、一気に数種類の薬を減らせるかもしれません。

 

ということで、今回は、血圧を上げる可能性がある薬を紹介したいと思います。

 

 

・薬剤誘発性高血圧

 

①非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)

 

「非ステロイド性抗炎症薬!?」

 

なんか難しい名前の薬だなと思いますよね。

そして、自分にはまったく縁のない薬だと思われるかもしれません。

 

ですがこれ、ざっくりいえば「痛み止め」です!!

 

ものすごく身近な存在で、おそらくほとんどの方が飲まれたことがある薬だと思います。

 

代表選手としては、ロキソニン®があげられます。

 

NSAIDsの副作用で主なのは、胃や十二指腸潰瘍などの消化器系の症状で、これは、胃を守ってくれる粘膜をなくしてしまうことが原因です。

他にも、腎臓の機能を悪化させることなども挙げられています。

 

NSAIDsの副作用の中の一つに、高血圧も挙げられています。

 

服薬指導をしていると、

「痛み止めが欠かせない!」

「これで助かっている!」

 

といわれる方、本当に多いです。

 

「でもね、本当にそれって助かっているの?」

 

って思います。

 

 

よ~く考えてください。

痛み止めを毎日飲まなければいけない状態って異常ですよ!

 

 

「あなたは、痛み止めに過度に頼っていませんか?」

 

その痛み止め、新たな病気を生んでいるかもしれません!!

 

 

②カンゾウ(甘草)、グリチルリチン

 

「漢方薬って安全!」

というイメージがありますよね。

 

確かに漢方薬は、西洋薬に比べれば副作用が少ないですが、副作用がないというわけではありません。

 

漢方薬で注意しなければいけない成分(生薬)にカンゾウと呼ばれるものがあります。

 

そしてこのカンゾウ、漢方薬にはだいたい入っています。

 

「漢方薬は安全だ!」

 

といって、何種類も漢方薬を飲んでいると、このカンゾウを摂りすぎている可能性もあるので注意です。

 

カンゾウは、漢方薬の他にも、市販の薬や健康食品、化粧品なんかにも含まれている場合があるので、気づかないところで摂取していることもあります。

 

 

グリチルリチンは、カンゾウ(甘草)から取り出される(抽出される)成分で、肝疾患治療薬の他、アレルギー薬にも含まれていることがあります。

 

 

③グルココルチコイド(糖質コルチコイド)

 

「グルココルチコイド??」

 

「なんかまた難しい言葉やな~(汗)」

 

と感じられると思いますが、これはいわゆる「ステロイド」のことです!!

 

これもすごく身近ですよね。

 

厳密というか、ざっくり「ステロイド」といってしまうと語弊も大きいのですが、みなさんが「ステロイド」と聞いてイメージするのは、このグルココルチコイドのことなので、あえて「ステロイド」という表現をします。

 

 

ステロイドは、湿疹やかゆみを抑える塗り薬として多く用いられます。

その他にも、アレルギー薬やリウマチなどの関節疾患の治療にも用いられることがあります。

 

 

「ステロイドは危険!」

というイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか?

 

以前、花粉症を夢のように治す薬ということで、ステロイドが多用されたことがあります。

それによって多くの副作用が出たことがこの理由の一つとして挙げられます。

これは薬物濫用の域に達していますね。

 

 

ステロイドの副作用は、特に飲み薬で多くみられ、用量が多いとその分副作用も出やすくなります。

 

高血圧に関しては、中等量を長期服用すると高頻度で合併することが報告されています。

 

 

最近では、喘息などの治療に吸入薬がよく用いられます。

吸入薬は、ステロイドが少量で大丈夫だ、と言われています。

 

ですが、副作用との関係を完全に否定することはできないのではないかと考えています。

これは塗り薬についても同じだと考えます。

 

ただし!

ステロイドは、炎症を抑えるためには最も強力で優れた薬です!!!(しかも安い)

上手に使うことで、色々と助けてくれる本当に良い薬です。

 

そして、中にはどうしてもステロイドを継続することが必要な場合もあります。

 

 

薬とは、上手に向き合うことが大切です。

それを教えてくれる薬の一つです!

 

④その他

 

その他にも、色々な薬があるのですが、身近なものをピックアップします。

 

・交感神経刺激薬

 

市販の風邪薬やアレルギー薬に含まれていることがあります。

成分名は「塩酸プソイドエフェドリン」「メチルエフェドリン」「ナファゾリン」などなどです。

 

知っておいてほしいのは、

市販薬にも注意しなければいけない成分が含まれていることがある!

ということです。

 

市販薬を購入するとき、注意事項はしっかり目を通すことが大切です。

 

・経口避妊薬

 

高血圧の他に注意しなければいけない副作用として、糖尿病、子宮筋腫の他、血栓症になる可能性があることも報告されています。

 

まとめ

 

薬の服用によって、血圧を上げてしまうことがあります。

市販薬や痛み止めなど、身近な薬にも血圧を上げてしまうものがあります。

 

 

薬の副作用を抑えるために薬を飲む。

これは本来の薬の使い方なのでしょうか?

 

飲んでいる薬が、病気を引き起こしているかもしれません!!

 

薬を沢山飲まれている方、自分にとって本当に必要な薬かどうか、薬の棚卸しをしてみましょう!

 

 

 

  関連記事 - Related Posts -

 

  最新記事 - New Posts -

 

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です