心肥大と言われたことはありませんか?

健康診断などで、心肥大と言われたことはありませんか?
僕はあります!(汗)
「浅井くん、心臓の肥大がみられるけど・・・」
「えっ!」
何か異常が見つかるとドキッとしますよね。
僕の心肥大は、一応「スポーツ心臓」と呼ばれるものらしいです。
スポーツ心臓:
スポーツ選手に見られる心拡大と、それによる安静時心拍数の低下といった一過性変化を指す。いずれも日常の運動が少ない人では心疾患とみなされるが、スポーツ選手では強度の運動に耐えるための適応とみなされ、取り立てて治療は必要ない
「ウィキペディア」
スポーツが好きだし、ずっと部活などの運動をしてきたからだと思います。
スポーツ心臓は病的なものではないと言われました。
でも、スポーツ心臓だからといって、完全に安心できるわけではありません。
心臓が肥大しているので、今後色々と病気のリスクがあると思います。
それに、一過性のはずがずっと続いているので、そこもやや心配です、、、
が、
普段の生活に気をつけながら、運動も継続していきたいと思っています。
ということで、今回は心肥大のお話です。
今回はこんな内容です!
第4回.心肥大と言われたけどどうすればいいの?
①心肥大の原因ってなに?
心肥大は、先程のスポーツによって起こるものの他に、病気によって起こるものがあります。
その原因として最も重要なのが、高血圧です。
高血圧だと、心臓への負担が大きくなります。
心臓はその負担に耐えるために筋肉を厚くする
これによって心肥大が起こります。
②心肥大だと、どんな症状がでるの?
心臓が肥大する理由については、心不全の記事でもふれていますので、こちらも記事もみてください。
心肥大では、心臓が頑張って血液を送ろうとしている状態が続くことになります。
マラソンをイメージしてください。
頑張って走り続けるとどうなるでしょうか?
疲れちゃいますよね!
心臓でも同じような事が起こります。
つまり、心臓が疲れちゃって、十分な血液を全身に送れなくなってしまいます(これを「虚血」といいます)。
そうなってくると、動悸や息切れなどの症状がでてきます。
その他にも、心不全や心筋梗塞などの病気にも繋がる可能性があるので、注意が必要です。
③心肥大と言われたら?
心肥大は、血圧を正常状態に維持することによって退縮することが多いと言われています。
だから、血圧コントロールをすることが重要です。
血圧のコントロールには、生活習慣の改善がキホンです。
必要に応じて、薬物療法が加わってきます。
軽いものであれば、薬に頼らずに生活習慣の改善だけで治療を行うことができるかもしれません。
専門家とよく相談することで、納得のいく治療を受けてください。
④心肥大で使われる薬
心肥大の最大の原因は高血圧です。
だから、高血圧の薬が使われます。
高血圧の薬を比較した結果、RA系阻害薬とカルシウム(Ca)拮抗薬の心肥大退縮効果が大きいことが認められています。
ただ、心肥大には十分な降圧が最も重要なので、何より血圧を下げることに重きを置かれます。
高血圧治療ガイドライン2014(JSH2014)によると、
第一選択薬として使われているどの降圧薬でも、持続的な降圧により心肥大を退縮させる効果が期待できる
そうです!
まとめ
心肥大には、高血圧などの病気によるものとスポーツによるものとあります。
スポーツ心臓といっても、安心せずに生活習慣の改善を意識しましょう。
心肥大には、血圧コントロールが最も重要です。
血圧のコントロールによって、心肥大が退縮することが認められています。
以上、今回は心肥大についてでした。
「失ってからでは遅い」とよく言いますが、健康も同じです。
健康診断などを機に、日々の生活習慣の見直しをしていきましょう!