2017/02/26

アドレナリン、βがあるならαもある!

 

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はじめまして、薬剤師の浅井です。
人生を幸せにおくるためには、健康とお金が大切!
という思いで、税理士資格を取得(大学院修了後)し、現在、CFPの勉強中。
このブログでは、健康に関する情報とお金・ライフプランニングに必要な情報をお伝えしていきます。

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浅井秀星




 

高血圧には、アドレナリンのβ受容体が関与しているということをお伝えしました。

闘争と逃走のホルモン、アドレナリンと高血圧

 

 

アドレナリンには、様々な作用があります。

血圧への影響は、β受容体だけではありません。もう一つのα受容体も、血圧に関係してきます。

 

「もう、わけがわからん!」

 

となりますよね。

 

でもこの原理(薬でいうと薬理っていうんですけど)、この「理(ことわり)」を理解することって、どのようなことにおいても重要だと思います。

 

仕事にしても、勉強にしても、社会にしても、経済にしても・・・

 

 

原理を知っていれば、問題点や改善点が見えてきたり、次の予想も立てやすくなったりします。

 

だからといって、薬の理を知る必要はないんですけど、普段とは別の刺激を味わうという意味で、練習練習!

 

 

1.α受容体に作用する薬の特徴

 

アドレナリンの作用について、少し復習しましょう。

また、サイトを貼っておきますね!

http://tsunepi.hatenablog.com/entry/2014/11/04/073000

 

アドレナリンの受け皿として、αとβという受容体があります。

今回は、αです!

 

α受容体にもβ受容体と同じように種類があって、1番と2番があります。

 

「1が血管の収縮、2が血管の拡張」

 

となります。

 

受容体については、こちらのサイトも参考にしてみてください。

http://tsunepi.hatenablog.com/entry/2015/07/13/030000

 

 

「1番と2番で逆じゃん!」

 

って思いますよね。

 

ヒトのカラダは、本当によくできていて、同じホルモンが真逆の働きをすることによってバランスを取っています。

 

でも逆に、同じものだからこそ、どちらかに偏ってしまうとバランスを崩してしまうことになるんです。

 

 

アドレナリンも同じ!

カラダのバランスを取りながら、血圧、気管支、心臓などなど、色々なところで働いてくれています。

 

 

1番と2番の役割から、血圧を下げるためにはどのような薬があるのか、考えてみてください。

 

 

そうですよね、1番だけを抑制する薬と2番だけを刺激する薬、これらの薬が考えられます。

前者をα遮断薬(αブロッカー)、後者を中枢性交感神経抑制薬といいます。

 

 

カラダの原理を知っていると、どうやって薬ができるのかがわかります!

 

よくテレビなどで、

「〇〇という病気の原因が解明!」

みたいな報道がありますよね。

 

それって、薬に繋がる可能性があるから、取り上げられていたりもします。

 

 

今後、そういった報道を耳にしたら、どのような薬ができそうか予想するのも面白いと思います。

 

「何事も練習練習!!」

 

 

αブロッカーは、早朝高血圧に対して寝る前に用いられます。

また、代謝に悪影響を及ぼさないことが言われていたり、αブロッカーの中には、前立腺肥大症によっておしっこが出にくい症状を改善することが報告されています。

 

また、他の降圧剤よりも勃起不全を生じにくいことも特徴として挙げられます。

ただし、降圧効果が弱いことがネックで、αブロッカーだけで血圧コントロールするのは難しいと言われています。

 

 

中枢性交感神経抑制薬は、

多剤を用いることができない場合や多剤併用でも血圧コントロールが困難な場合に使用する

「高血圧治療ガイドライン2014(JSH2014)」

 

とあるように、あまり積極的に降圧剤として用いられない薬になります。

 

特徴としては、代謝に対して悪影響を及ぼさないこと、腎血流量を低下させないことが挙げられ、αブロッカーと同様、早朝高血圧に対して、寝る前に用いられることがあります。

また、メチルドパ(アルドメット®)は妊娠高血圧症候群に用いることができるとされています。

 

 

α受容体に影響する薬の特徴をまとめると、

・早朝高血圧に用いられる。

・妊娠高血圧症候群に用いることができるものがある。

・降圧効果は弱い

 

といったところでしょうか。

 

 

2.α受容体に影響する薬の副作用をみてみよう!

 

βブロッカーのときと同じように、アドレナリンの働きから追っていっても面白いと思いますので、興味がある方は、予想してみてください。

 

①αブロッカー

 

代表的なものとしては、めまいやたちくらみ、起立性の低血圧が挙げられます。

また、特徴的なものとして、降圧効果が弱いにも関わらず、初回投与時に過度に降圧効果が出てしまうという報告があります。

 

だから、

「最初は少量で!」

というのがポイントです。

 

 

②中枢性交感神経抑制薬

 

この薬の副作用としては、口渇、眠気、めまい、立ちくらみ、勃起不全などが挙げられ、これらの副作用の発現が多かったので、血圧の薬として第一選択薬から外されてしまっています。

 

また、急に薬を中止すると離脱症状を引き起こすことがあって、血圧の上昇やひどければ脳出血も誘発する可能性があることが報告されています。

 

妊娠高血圧症候群に使えるメチルドパ(アルドメット®)には、肝障害や発熱、溶血性貧血、白血球減少などの副作用もあると報告されています。

 

溶血性貧血:

赤血球が破壊されることによって起こる貧血。赤血球が破壊されることを溶血と言い、本症は溶血で起こる貧血なので溶血性貧血と言う。

「ウィキペディア」

 

「これで本当に妊婦さんに使用してもいいのか!?」

って思いますよね。

 

 

当然、

できるだけ用いない方がいいに決まっています!!!

 

赤ちゃんに対して、どのような影響があるのか。

 

それを考えると、この中枢性交感神経抑制薬に限らず、あらゆる薬をおススメすることはできません!

 

 

だから、日々の生活習慣の見直しって大切なんです。

薬に頼らないカラダづくりって大切なんです!

これは、もちろん妊婦さんに限らずです!!

 

「もう今さらね~。」

という言葉もよく聞きます。

 

 

でも、いつからでもいいんです。

早い遅いは確かにあります。ですが、気づいたときから始めればいいんです!

 

なぜなら、

「未来って、今の積み重ねで成り立っていくものですから!!」

 

東洋の「木火土金水」ですね。

 

東洋医学もブログでお伝えしていきます!!

お楽しみに!!

 

まとめ

 

今回は、α受容体に影響を与える薬でした。

特徴をおさらいしますね。

・早朝高血圧に用いられます。

・効果は弱いです。

・妊娠高血圧症候群にも使える薬があります。

・少量から始めて、徐々に増量していく必要があります。

 

こんなところでしょうか。

 

薬の作用になると、すごく難しかったですよね。

 

でも、少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

その興味から、正しい治療、薬の使われ方など、新しい気付きが生まれてくると思っています。

 

僕自身も、薬だけでなく経済や税金など色々なことをわからないなりに学んでいったら、新しいモノの見方や考え方に触れることができて、すごく視野が拡がったと思っています(ひとりよがりかも、、、)。

 

これからも一緒に学んでいきましょう!!

 

 

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