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インフルエンザの薬は危険!?あなたは飲む?それとも飲まない?

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はじめまして、薬剤師の浅井です。 人生を幸せにおくるためには、健康とお金が大切! という思いで、税理士資格を取得(大学院修了後)し、現在、CFPの勉強中。 このブログでは、健康に関する情報とライフプランニングに必要な情報をお伝えしていきます。

 

寒くなるにつれてインフルエンザが心配になってきますよね。

 

インフルエンザに使われる薬というと「タミフル」がよく知られています。

「タミフル」と聞くと、以前から異常行動との関係が指摘されています!

 

そこで今回は、インフルエンザと薬の効果について現場で感じる実感を踏まえてお伝えしたいと思います。

 

 

1.インフルエンザについて知っておきたいこと

 

  • インフルエンザの原因

インフルエンザウイルス(A型、B型、C型)による感染症で、一般的にA型B型が流行する。

 

  • インフルエンザの潜伏期間

インフルエンザの潜伏期間は短く、1日~4日くらいといわれています。

 

  • インフルエンザの症状

インフルエンザの症状は、風邪を引いたときのような症状に加えて、高熱、倦怠感、頭痛、関節痛など全身症状が強くでることが特徴です。

症状は一般的に、1週間くらいで軽快してきます。

 

  • インフルエンザにかかったときの学校への出席

学校保健安全法施行規則(平成24年4月1日施行)によると

発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで

とされています。

 

「かつ」というのは、どちらも満たす必用があるということです。

 

ということは、最低5日は出席停止になり(発症から3日以内に、熱が下がった場合)、逆に、熱が下がらないと出席停止期間が長くなるということになります!

 

 

インフルエンザの発症から軽快までのイメージはこんな感じになるのではないでしょうか。

注:かなりざっくりとしたイメージ図です(汗)

 

 

 

2.インフルエンザで使われる薬(インフルエンザ治療薬)

 

一般的に、インフルエンザにかかった時に使われる薬は3つあります。

(他にも点滴で使われる薬などがあります。)

簡単な使い方をそれぞれ説明します。

 

 

(1)タミフル

 

症状が出てから2日(48時間)以内に飲む必要があります。

1日2回、5日間飲む薬です。

 

以前、異常行動との関係が騒がれたことがあります。

最近では、耐性ウイルスが出ているのではないか、という話もあります。

 

 

(2)リレンザ

 

症状が出てから2日(48時間)以内に吸入する必要があります。

1日2回、5日間吸入する薬です。

 

リレンザについても、異常行動との関係が指摘されています。

 

 

(3)イナビル

 

症状が出たらできるだけ早く(48時間以内)吸入する必要があります。

1回(1回きり)吸入する薬です。

成人は2個、小児(10歳未満)は1個吸入する薬です。

 

イナビルは、1回こっきりの薬です。

一旦、熱が下がってから再び熱が上がる可能性があることが指摘されています。

実際にも、たしかに、熱が上がってきてしまう方がみえます。

 

 

3.インフルエンザ治療薬について知っておいてほしいこと

 

インフルエンザで使用される薬には、共通した特徴があります。

それは、症状が出たらできるだけ早く薬を使用するということです。

 

 

これにはちゃんとした理由があって、インフルエンザ治療薬は、インフルエンザを治す薬ではなくインフルエンザウイルスの増殖を抑える薬だからです。

 

症状が出てから時間が経って、インフルエンザウイルスが増えてしまってからでは、ほとんど効果が期待できません!

 

 

だから、薬の注意事項にも書いてあるように、発症後、できるだけ早く薬を使用する必要があります!

 

 

これもイメージ図をみていただければ一目瞭然です!

注:かなりざっくりとしたイメージ図です(汗)

 

 

適切に(発症後できるだけ早く)薬を使用した場合は、ウイルスの数が減っています!

 

次も見てください。

 

 

ウイルスの数がピーク付近になってから薬を使用しても、効果はあまり期待できないことがわかりますよね!

(ウイルスの数がピークを過ぎてしまってから薬を使用しても、ハッキリ言って意味無いです。)

 

 

次に、それぞれの薬の効き方をみていきましょう!

 

まずは、次のイメージ図を見てください。

 

  • ウイルスは、1日1回分裂するとします。
  • ウイルスは、1回の分裂で2つにわかれるとします。

 

最初3つだったウイルスは、分裂を繰り返して、5日後には48になります。

 

 

(1)タミフル、リレンザ

 

タミフルやリレンザは、5日間継続で服用する薬です。

薬の使用(1日)で1つのウイルスをやっつけることができるとします。

 

 

5日後のウイルスの数は17です。

薬を使わなかった場合と比べると数が少なくなっていますよね!

 

 

(2)イナビル

 

イナビルは、1回だけ使用する薬です。

1回にドーンと薬を入れることでたくさんのウイルスをやっつけることができます。

 

 

最初に多くのウイルスをやっつけると、5日後のウイルスの数は16になっています。

こちらも薬を使わなかった場合と比べてずいぶん数が少なくなっています!

 

 

繰り返しになりますが、インフルエンザウイルスの増殖を抑える薬(便宜的にインフルエンザ治療薬と呼びます)は、ウイルスを減らすことがその効果となります。

 

 

3.インフルエンザ治療薬に関する重大な発表!

 

それでは本題に入っていきます。

2014年、インフルエンザ治療薬の効果に関する重大な発表がありました!

 

これは、「コクラン共同計画」によって行われた調査で、世界的にも権威のある医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)」に掲載されたものです。

 

BMJ:

BMJとは、ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(イギリス医師会雑誌:British Medical Journal)の略称で、1988年からBMJが正式名称となっているイギリスの医学誌である。British Medical Associationが監修し、BMJ Groupから発行されている。BMJ Groupからは他にも24種類の医学専門雑誌が発行されている。 国際的にも権威が高く日本でも医師であれば必ず読んでおくべき雑誌と言われている。 世界五大医学雑誌などと呼ばれる代表的な医学専門誌の一つである。

「ウィキペディア」

 

コクラン共同計画:

コクラン共同計画(Cochrane Collaboration、略称CC)は、治療と予防に関する医療情報を定期的に吟味し人々に伝えるために、世界展開している計画である。1992年にイギリスの国民保健サービス (NHS) による根拠に基づく医療政策と実践、またその定量的な評価の一環として始まった。

「ウィキペディア」

 

簡単にいえば、信頼性が高いということです!

 

 

コクラン共同計画の調査の要約は以下のようなものです。

  • タミフルやリレンザの発症(症状発現)短縮期間は、成人で半日程度、未成年では有意な差はない
  • タミフルやリレンザは、肺炎などの合併症予防効果は明らかではない
  • タミフルやリレンザで、嘔吐などの副作用が発生する
  • タミフルやリレンザで、精神症状が発生するリスクがある

 

 

これをみると、タミフルやリレンザは効果がなく、副作用がでる危険な薬とみえますよね!

 

 

実際に「インフルエンザ治療薬は、危険なだけで意味がない!」と考えられる方も多くいます。

 

 

4.インフルエンザ治療薬は危険な薬!?

 

権威のある医学誌に反旗を掲げるつもりは毛頭ありませんが、個人的な見解を示させてもらいます。

(あくまでも個人的な見解ですので、あしからず・・・。ちなみに、情報提供の仕方には反旗を掲げます!)

 

 

(1)合併症予防効果について

 

ここまで読んでくださった皆さんなら、もうお分かりだと思います。

 

インフルエンザ治療薬には、合併症予防効果はありません!

(絶対とは言い切れませんが、おそらくない!)

 

 

ていうか、当たり前ですよね!

だって、インフルエンザ治療薬は、インフルエンザウイルスの増殖を抑える薬なんですから!

 

 

これは極端な話、

「頭が痛いから、咳止めの薬を飲む!」

というのと同じことです(笑)

頭痛を止めたいヒトの目的を「咳止めの薬」は満たしてくれませんよね!

 

 

そもそも皆さんは、インフルエンザの合併症を予防することが目的でインフルエンザ治療薬を飲まないですよね。

インフルエンザ治療薬を飲むのは、症状を改善したいからですよね!

 

だから、この情報の伝え方の意味がわかりません!!

 

 

このデータを解釈するなら

「インフルエンザウイルスの数と合併症の発症リスクには関係がない!!」

ということだと思います。

 

だから、

「インフルエンザにかかった場合は、症状の重い軽いにかかわらず合併症になるリスクが有るため、気をつけてください!」

というのが、このデータの正しい伝え方だと思います。

 

 

(2)症状発現期間の短縮効果について

 

この結果は、悲しい結果ですよね(泣)

薬を飲む以上、インフルエンザで苦しむ時間を短くしたいという思いがあると思います。

 

 

症状発現期間の短縮効果については、次のイメージ図が分かりやすいと思います。

 

 

症状が消失する期間にはほとんど差がないことがわかりますよね。

注:かなりざっくりしたイメージです(汗)

 

何をもって症状と考えるかは難しいところですが、これは残念な内容です(泣)

 

 

(3)副作用について

 

薬の副作用については、ハッキリとお伝えしたいと思います!

 

副作用のない薬は、この世の中にはありません!

そもそも副作用というのも、この世には存在しません!

 

それはすべて薬の服用によって起こった作用です。

 

 

  • ロキソニンを飲んで頭痛が治まるのも作用
  • ロキソニンによって胃潰瘍になるのも作用

 

薬を使用してもたらされた結果は、すべて作用です!

 

起こってほしくない作用、都合が悪い作用など本来の目的とは異なる効果が出てしまった作用のことを「副作用」と読んでいるだけです!

 

 

だから、薬を服用するということは、起こってほしくない作用(便宜上、副作用って使いますね)が出ることを念頭においておく必要があります!

 

 

インフルエンザ治療薬の服用後、異常行動を起こし、尊い生命が奪われてしまった方がみえます。

薬は飲んでいなくても、インフルエンザ感染によって異常行動を起こした方もみえます。

 

本当にいたたまれないことですが、今後二度とこのような方を出さないためにも

「薬を使おうが使うまいが、インフルエンザに罹ると異常行動を起こす可能性がある!」

ということを念頭に置いて、しっかり見守ることが重要だと思います!

 

 

5.インフルエンザ治療薬は効果がないのか?

 

これは、実際に仕事をしていての実感ですが、インフルエンザ治療薬を使用した方は、割と早く熱が下がって楽になっているように思います。

 

 

インフルエンザのツラい症状から解放されたいと思って薬を飲まれると思うので、その意味でインフルエンザ治療薬は効果があると思います。

 

もちろん、異常行動などの副作用が出る可能性があるので、しっかり見守ってあげることは必須です!

 

 

コクラン共同計画の声明でも

タミフルやリレンザの効果は限定的

とされているのであって、「効果はない!」と断定しているものではありません。

 

 

6.薬を飲むか飲まないかは、結局、個人の判断!

 

薬にはリスクがつきものです。

 

インフルエンザ治療薬を推奨するつもりは毛頭ありませんが、リスクを踏まえた上で、インフルエンザによる高熱や倦怠感という症状を早く軽くしたいという方に、インフルエンザ治療薬は効果を示してくれると思います。

 

拍子抜けな結論になってしまいますが、結局、薬を飲むか飲まないかは個人の判断です!

 

効果とリスクのバランスを踏まえた上で、薬を飲むか飲まないかを判断してください!

 

 

さいごに(汚い言葉を使いますが、お許しを)

 

インフルエンザの薬に関しては、SNSなどで様々な意見が述べられています。

中には、何か勘違いされている投稿もあります。

 

これだけは絶対にやっちゃダメです!!

 

 

その内容は、こんな感じです。

 

「インフルエンザにかかった、タミフルを出されたけどあんな危険な薬、飲まずに捨てた!」

「子どもにタミフルやリレンザのような危険な薬をだすなんて信じられない!飲ませなかった!!」

 

 

先ほどもお伝えしましたが、インフルエンザの薬を服用するかしないかは、個人の判断です。

薬を服用しないという選択をすること自体は、何も問題ありません!

 

 

でもね・・・

それならね・・・・

薬をもらうな!!

って話です。

 

 

薬を飲んで、副作用などの理由で継続できなかったのなら仕方がないと思います。

ですが、最初から飲むつもりもないのに薬をもらうのは絶対にダメです!!

 

 

日本は本当に恵まれた国だと思います。

普通のヒトなら3割、高齢者で1割、子どもなど医療費がかからない自治体もあります。

 

それって、裏を返すと3割のヒトなら7割、1割のヒトなら9割、負担がない方は10割、税金でまかなわれているということです!

 

 

薬をもらっておいて飲まないというのは、お金を捨てていることと何も変わりません!

 

 

そんなヤツらは税金の無駄遣いウンヌンカンヌン言う資格はありません!

 

 

 

「将来にツケをまわさない!」

「子どもの未来を考える!」

 

冗談じゃない!

 

本当に子どもの未来を考えるなら最初から薬をもらわない選択をしろって話です。

 

 

そんなヤツらは、この記事を見て勉強してもらいたいものです。

超簡単!絶対にインフルエンザにならない唯一の方法!

 

 

とまあ、記事は冗談にしても、もう少し考えてもらいたいです!

 

 

インフルエンザの薬にかかわらず、薬には強い力が備わっている分、必ずリスクが伴います。

逆に、上手に使えば、大きなメリットをもたらしてくれます!

 

 

他の誰でもありません、選択するのはあなたです!

メリットとデメリットを十分に把握した上で、上手に選択しましょう!

 

 

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はじめまして、薬剤師の浅井です。 人生を幸せにおくるためには、健康とお金が大切! という思いで、税理士資格を取得(大学院修了後)し、現在、CFPの勉強中。 このブログでは、健康に関する情報とライフプランニングに必要な情報をお伝えしていきます。




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